オウンドメディアを持っているクライアント様が増えてきました。
あるクライアント様から「滞在時間が短いのでこの記事はあまり良くない」といった声をいただきました。
このクライアント様はGoogleアナリティクスを利用し、Googleアナリティクス上の滞在時間のことを指していました。
Googleアナリティクスの滞在時間は実際の滞在時間では無い
実はGoogleアナリティクスに表示されている滞在時間は、実際にユーザーが滞在した時間とは異なります。
Googleアナリティクスの滞在時間の図り方は以下のようになります。実際に例を出してみていきましょう。
ケース1
- Aページにアクセス(14:00:00にアクセス)
- Aページに120秒滞在し、ページを閉じる
ケース2
- Aページにアクセス(14:00:00にアクセス)
- Aページに120秒滞在し、Bページに遷移
上記の場合、どちらもAページに120秒滞在しているため滞在時間は120秒となるはずです。しかしながら、ケースAの場合、滞在時間は0秒になります。ケース2の場合滞在時間は120秒となります。
これはGoogleアナリティクスが、ページビューのデータ送信の時間の差で滞在時間を計算しているためです。
Aページにアクセスした際に、Googleアナリティクスへ、ページビューの情報が送信されます。その際に14:00:00という情報も送信されます。Bページへ遷移した際に14:02:00の時間の情報と一緒に、ページビューの情報が送信されます。この差を取って、滞在時間の計算をしています。
そのため、直帰してしまったユーザーの滞在時間は、初期設定のままのGoogleアナリティクスでは計測することは出来ません。
Googleアナリティクスで直帰ユーザーの滞在時間を計測するには
Googleアナリティクスで直帰ユーザーの滞在時間を計測することで、どの記事が良いか悪いか、正しい判断を下せる指標が1つ増えます。
直帰ユーザーの滞在時間を計測するには、ページ離脱時に時間の情報をGoogleアナリティクスに送ることで対応可能です。ページ離脱のイベント beforeunload を利用し、GTMと絡めてタグを発火します。
CZOPではリスティングをお申込みいただいたお客様に上記の設定等も行っております。お気軽にご相談ください。