Googleタグマネージャーを使いGoogleアナリティクスの特定ユーザーをアクセス除外

Googleタグマネージャーを利用し、Googleアナリティクスで特定のユーザーを除外する方法です。

Googleアナリティクスでアクセス除外で必要なもの

  1. Googleアナリティクスのカスタムディメンション設定
  2. 特定のページに実装するデータレイヤー
  3. Googleタグマネージャーでデータレイヤーを取得する変数
  4. 3のデータをGoogleアナリティクスに書き込む
  5. Googleアナリティクスのフィルタで除外

まずは、1のGoogleアナリティクスのカスタムディメンション設定を見ていきます。

目次

Googleアナリティクスのカスタムディメンション設定

設定 > プロパティ > カスタム定義 > カスタムディメンション

名前は任意でつけてOKです。今回は「除外ユーザー」とします。範囲はユーザーを設定します。

今回作成したカスタムディメンションはインデックス番号1です。後ほど利用するのでメモしておきます。

特定のページに実装するデータレイヤー

除外したいユーザーがアクセスするページに下記のスクリプトを実装します。Googleタグマネージャースニペットコードよりも上に設置します。

<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
dataLayer.push({'noTracking': 'Yes'});
</script>

dataLayer.push({‘データレイヤー変数名’: ‘データレイヤー値’}) になります。noTracking という箱に、Yesを入れるイメージです。この、「noTracking」と「Yes」は後ほど出てきますので、メモしておきます。

Googleタグマネージャーでデータレイヤーを取得する変数

上記で作成したデータレイヤーを取得するためにGoogleタグマネージャーで変数を作成します。

名前は任意のもので、何でもOKです。後で利用する際にプルダウンから選ぶため分かりやすい名前にしておきます。今回は「除外-変数」としました。

データレイヤの変数名を先程記載したデータレイヤーの、noTrackingを記入します。これで、noTrackingのデータレイヤーがあれば、値(今回はYes)を取得します。

取得した変数をGoogleアナリティクスへ書き込む

Googleアナリティクス設定の変数 を選択しカスタムディメンションのインデックスは冒頭でメモした「1」を記載します。ディメンションの値は、「Googleタグマネージャーでデータレイヤーを取得する変数」で記載した「除外-変数」を指定します。

Googleアナリティクスのフィルタで除外

Googleアナリティクスのビュー > フィルタ

カスタムを選択し、除外を選びます。フィルタフィールドには、Googleアナリティクスのカスタムディメンション設定で作成した「除外ユーザー」を選択します。フィルタパターンは「Yes」にします。

以上が、Googleアナリティクスで特定のユーザーを除外する方法です。

目次